VCSSL 文法ガイド

VCSSLの文法を一通り紹介している、リファレンスマニュアル風のガイドです。 プログラミング経験者の方が読む事を想定しているため、プログラミングが初めての方は、代わりに スタートアップガイド をおすすめします。 また、C/C++ユーザーの方は、より軽い 即席ガイド もおすすめです。


はじめに

VCSSLは、比較的ライトな計算・可視化処理、ちょっとしたGUIツールの作成などに使えるスクリプト言語です。 もともと電卓ソフト上で簡単な計算を自動化するための言語であったため、 小規模な計算コードを手短に書けて、かつ学習コストを低く抑えられるよう、C言語系のシンプルな文法をもっています。

このガイドでは、VCSSLのプログラムの書き方を解説しています。 特に、すでに何らかのプログラミング言語を習得されている方が、全体にざっと目を通すように読まれたり、使いながら辞書的に参照される事を想定しています。 そのため、内容は重くなり過ぎないように、単元ごとに簡潔に、坦々とまとめられています。 必要に応じて、他のガイドと併せてご参照ください。

それでは、VCSSLでのプログラミングをはじめましょう!

目次


VCSSLってどんな言語 ? - VCSSLの特徴
VCSSLの基本的な特徴を紹介しています。

VCSSLをはじめよう ! - 実行環境の準備
VCSSLの環境構築方法や使用方法について解説しています。

プログラムを書きはじめるための基本
本格的な内容に入る前に、プログラムを書くための最初の一歩となる事項を解説しています。

変数
プログラミングの基本である、変数の概念について解説しています。

データ型
VCSSLにおいて扱える、いろいろなデータ型を紹介しています。

算術演算
値や変数に対して、四則演算などの算術演算を行う方法を解説しています。

比較演算
値や変数の比較を行う方法を解説しています。

論理演算
真偽値(論理値)の演算である、論理演算を行う方法を解説しています。

スコープ
同名の変数が複数あるような場合に重要な、スコープとブロックの概念について解説しています。

制御構文
条件分岐や繰り返し処理などを行うための方法である、制御構文について解説しています。

配列
複数の値を格納できる変数である、配列について解説します。

ベクトル演算
配列同士の演算である、ベクトル演算について解説しています。

関数
処理をまとめる重要な手段である、関数の概念と使い方について解説しています。

main 関数
プログラムの処理の大枠をまとめるのに便利な、main 関数について解説しています。

システム関数
VCSSLの基礎的な機能を提供する、様々なシステム関数と定数を紹介しています。

標準ファイル入出力
単純なファイル入出力の方法を解説しています。

汎用ファイル入出力
少し高度なファイル入出力の方法を解説してます。

実行時評価
文字列をプログラムの一部として実行する方法を扱います。

構造体
複数の変数をまとめて扱う、構造体について解説しています。

ジェネリクス
変数型をパラメータとして指定する、ジェネリクスについて解説しています。

モジュールとライブラリ
モジュールの概要と、ライブラリのインポートについて解説しています。

標準ライブラリ
VCSSLの標準ライブラリの中から、よく使うものを紹介しています。

その他のライブラリ
その他のライブラリの中で、よく用いるものを紹介しています。

プラグイン
VCSSL処理系の機能を拡張するための方法である、プラグインの接続について解説しています。