[ 前へ | 目次 | 次へ ]

構造体

ここでは、複数の変数をまとめて扱う、構造体について扱います。


構造体

関連する意味を持った変数を、まとめて一つにして扱いたい場合はよくあります。これを実現するのが構造体です。

例えばBox 形状 ( 四角形 )の幅と高さは、別々に宣言するよりも、2 つをまとめて「 Box 型 」などと扱えれば便利です。 構造体では、このようなBox 型を作る事ができます。

VCSSL における構造体は、以下のような文法で定義します:

- 構造体定義の文法 -

struct 構造体の名前 {
    メンバ変数a の宣言 ;
    メンバ変数b の宣言 ;
    …
}

メンバ変数とは、構造体にまとめる(構成要素となる)変数の事です。

幅と高さを持つ構造体の定義例

実際に、上でも述べた、幅(width)と高さ(height)をメンバ変数に持つ構造体 「 Box 型 」は、以下のように定義します:

これで、幅を表すメンバ変数「 width 」 と、高さを表すメンバ変数「 height 」をまとめた構造体 「 Box 」が定義できました。

構造体の使用方法

構造体を使うには、普通の変数と同様に、変数名を付けて宣言を行います。 変数型の部分が構造体の名前(上の例ではBox)になるだけです。

そして、構造体のメンバ変数を使うには、構造体の変数名の後にドット記号 「 . 」 を付け、 その後にメンバ変数の名前を記述します。

つまり「 構造体変数名.メンバ変数名 」で 1 つの変数のように扱います。

具体的に、先のBox 型を使ってみましょう。以下のように記述し、実行してみてください:

上のプログラムを実行すると、VCSSL コンソールに「 幅=100 高さ=200 」と表示されます。

このように、構造体を用いて、幅と高さという2 つの値を、1 つの変数にまとめて扱う事ができました。

構造体の代入演算は、すべてのメンバ変数のコピー

構造体変数の代入は、同じ構造体(型)のもの同士でのみ可能です。 その際、代入演算の内容は、全てのメンバ変数値を代入するのと同じになります。つまりは中身のコピーに相当します。

配列や関数でも使用可能

構造体の配列を作る事も可能です。また、関数の引数や戻り値に構造体を使用する事もできます。


この階層の目次
お知らせ

Vnanoの公式サイトがオープン、チュートリアルやAPI仕様書等も掲載
2019年08月07日 - オープンソースのアプリケーション組み込み用スクリプトエンジン「 Vnano 」の公式サイトを開設しました。チュートリアルや、スクリプトエンジンのAPI仕様書などが参照できます。その概要をお知らせします。

リニアングラフ3D/2Dが連番ファイルのアニメーションに標準で対応
2019年07月17日 - リニアングラフ3D/2Dでは、7月17日公開の最新版より、連番ファイルを連続的に読み込みながらアニメーション描画するプログラムを同梱し、メニューから標準で使用可能になりました。その概要をお知らせします。

Vnanoのスクリプトエンジンアーキテクチャ解説2: コンパイラ
2019年07月03日 - オープンソースで開発中のスクリプトエンジン「 Vnano 」のアーキテクチャを解説する連載の第2回です。今回は、スクリプトを中間コードへと変換する、コンパイラ部分の内部をクローズアップして解説します。

新着
[公式ガイドサンプル] ユーザーのGUI操作に対して処理を行う

「VCSSL GUI開発ガイド」内のサンプルコードです。ユーザーがGUIを操作した際に行う処理を実装します。
2019年07月28日
[公式ガイドサンプル] 各種GUIコンポーネントを画面上に配置する

「VCSSL GUI開発ガイド」内のサンプルコードです。色々な種類のGUI部品を画面上に配置します。
2019年07月28日
連番ファイルから3Dグラフをアニメーション描画するツール

フォルダ内の連番データファイルを読み込み、3Dグラフを高速で連続描画して、アニメーションさせるツールです。グラフを連番の画像ファイルに保存する事もできます。
2019年06月03日
連番ファイルから2Dグラフをアニメーション描画するツール

フォルダ内の連番データファイルを読み込み、2Dグラフを高速で連続描画して、アニメーションさせるツールです。グラフを連番の画像ファイルに保存する事もできます。
2019年05月24日
[公式ガイドサンプル] 立体モデルを生成して3D空間に配置する

「VCSSL 3DCG開発ガイド」内のサンプルコードです。立体モデルを生成し、3D空間に配置します。
2019年05月21日
開発元Twitterアカウント