VCSSLをはじめよう ! - 実行環境の準備
ここでは、VCSSLを使うための環境を用意し、実際にプログラムを書き始めてみましょう!
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環境の準備
VCSSLの実行環境「VCSSLランタイム」を用意する
それでは、まず必要な環境を準備していきます。
一番重要なのが、VCSSLのプログラムを実行するための環境である、「VCSSLランタイム」というソフトウェアです。これは、以下のページからいつでも無料で入手できます:
上記ページで、OSの種類に応じた導入方法や使用方法も詳しく説明されています。 その内容の通りに、ご使用のPC上で、VCSSLのプログラムを実行できる状態にしてください。
プログラムを書くのに適した「テキストエディタ」を用意する
続いて必要なのが、プログラムを書くために使うソフトです。 VCSSLのプログラムは、普通のテキストファイルなので、読み書きするには「テキストエディタ」という種類のソフトを使います。
テキストエディタは、OSに標準で付属しているものもあります。Windowsならメモ帳などですね。それらでも一応はOKです。 ただ、無料で使えて、よりプログラムの読み書きに便利なエディタも数多く存在します。以下はその一例です:
- サクラエディタ
- 日本製のエディタで、Windows上で利用できます。C/C++用の設定を使うと、VCSSLのプログラムを見やすく彩色できます。 また、VCSSLランタイムをインストールしてあるPC上では、サクラエディタ上でVCSSLプログラムを書きながら、CtrlキーとBキーの同時押しですぐ実行できます。
- Visual Studio Code
- プログラミング用の定番エディタの一つで、各種OSに対応しています。VCSSLではあまり長所を活かせない(色々なサポートをしてくれるプラグインが無い)のですが、それでもクセが無く、スタンダードな感覚で使いやすいエディタです。
上記の他にも、Emacs や Vim など、定番のエディタがいくつもあります。気軽に色々と導入して試してみてください。
(必用に応じて) ファイル名の拡張子が表示されるように設定
最後に、PC側の設定を、必用に応じて調整しておきましょう。
というのも、ファイル名の末尾に付いている「拡張子」という部分が、標準では表示されない設定になっているPCが多いためです。 これは恐らく、誤って拡張子部分を変更してしまわないための配慮でしょう。 しかし、ファイルの性質を深く把握する必用がある用途では、拡張子部分が表示されない・変更できないのは不便です。 そしてプログラミングでは、そういう場面がよく出てきます。
従って、拡張子が表示されるように、PC側で設定しておく事をおすすめします。 方法は、例えば Windows の場合は「 Windows 拡張子 表示する 」などと検索すると、丁寧なガイドページがたくさん見つかります。
プログラムを書いてみよう!
エディタでプログラムを書く
必用な環境が整ったら、いよいよVCSSLのプログラムを書いてみましょう!
色々なプログラミング言語において、入門時の最初の一歩は、「Hello, World!」というメッセージを表示する事から始めるのが伝統になっていますね。 いわゆるハローワールドです。ここでもそうしましょう。
まずはテキストエディタを起動し、以下の内容を記述してください:
これが、「Hello, World!」と表示するVCSSLプログラムです。
拡張子「 .vcssl 」を付けたファイル名で保存
続いてこのプログラムを、適当な作業フォルダ内に、「 HelloWorld.vcssl 」というファイル名で保存してください。 「 .vcssl 」の部分は、先ほど少し述べた拡張子の部分で、PC側の設定によっては表示されないためご注意ください。
プログラムを実行してみよう!
まずは一度実行する
無事に上記のVCSSLプログラムを保存できたら、実行してみましょう。方法は、OSの種類やインストールの有無によって異なりますが、以下のページで説明しています:
どの方法でもいいので、やりやすい方法で、上で作成した「 HelloWorld.vcssl 」を実行してください。実行すると、黒い画面が立ち上がり、白い文字で以下のメッセージが表示されます:
無事にハローワールドが成功しましたね!
プログラムを編集しながら、何度も実行する場合
上でメッセージが表示された画面の事を、「 VCSSLコンソール 」、略してコンソールと呼びます。
コンソールを閉じると、VCSSLプログラムの実行は終了します。 また、コンソール画面のメニューバーの「 リセット 」(またはF11キー)を押すと、現在実行中のプログラムを読み込み直して、もう一度最初から実行してくれます。
新しいプログラムを書く際には、編集と実行を、何度も繰り返す場合も多いでしょう。 そのような場合には、コンソールは開きっぱなしにして、エディタと並べて作業すると便利です。 そうすると、エディタ上でちょっと編集して、コンソール上で「 リセット 」を押して実行、といったようにスムーズに作業できます。