ImageLabelWindow ライブラリ

- 目次 -


概要 - Abstract

このライブラリ gui.ImageLabelWindow は、GUI部品として、画像ラベルを表示するウィンドウ ―― 画像ラベルウィンドウ ―― を提供します。
即席の描画ウィンドウや、画像ファイルの内容を表示するウィンドウなどとして使用できます。

VCSSLの標準ライブラリ「 GUI 」では、GUI部品をint型のIDで扱いますが、このモジュールで提供されるGUI部品は、ImageLabelWindow 構造体として扱います。

ImageLabelWindow 構造体は、内部にリソースのID等を保持していますが、
生成・破棄のための関数が提供されるため、その中身を特に意識する必要はありません( むしろメンバへの直接的なアクセスは推奨されません )。
具体的には、 newImageLabelWindow 関数で生成し、 deleteComponent 関数で破棄します。

またこのモジュールでは、ImageLabelWindow 構造体を標準ライブラリ「 GUI 」と同様の感覚でそのまま扱えるように、標準GUIライブラリ関数のオーバーロードも提供されます。
例えば、 mountComponent 関数や、setComponentSize 関数、 setComponentLocation 関数などが提供されます。


目次 - Index

struct ImageLabelWindow
画像ラベルウィンドウの構造体です。
ImageLabelWindow newImageLabelWindow(int x, int y, int width, int height, string title, int graphics)
画像ラベルウィンドウを生成します。
ImageLabelWindow newImageLabelWindow(int graphics)
自動でウィンドウサイズを決定し、画像ラベルウィンドウを生成します。
void deleteComponent(ImageLabelWindow &windowInstance)
画像ラベルウィンドウを破棄します。
int getWindow(ImageLabelWindow &windowInstance)
ウィンドウのGUIコンポーネントIDを返します。
int getImageLabel(ImageLabelWindow &windowInstance)
画像ラベルのGUIコンポーネントIDを返します。
void setComponentSize(ImageLabelWindow &windowInstance, int width, int height)
ウィンドウサイズを設定します。
void setComponentSize(ImageLabelWindow &windowInstance)
ウィンドウの現在のサイズに合わせて、内部コンポーネントのレイアウトを自動設定します。ウインドウのサイズを外部から変更した際に使用します。
int[ ] getComponentSize(ImageLabelWindow &windowInstance)
ウィンドウのサイズを返します。
void fitComponentSize(ImageLabelWindow &windowInstance)
グラフィックスリソースにちょうど適切なウィンドウサイズを設定します。
void setComponentLocation(ImageLabelWindow &windowInstance, int x, int y)
ウィンドウの位置を設定します。
int[ ] getComponentLocation(ImageLabelWindow &windowInstance)
ウィンドウの位置を返します。
void paintComponent(ImageLabelWindow &windowInstance)
ウィンドウを再描画します。
void hideComponent(ImageLabelWindow &windowInstance)
ウィンドウを不可視化します。
void showComponent(ImageLabelWindow &windowInstance)
ウィンドウを可視化します。

構造体 - Structs

文法的定義
- Signature
struct ImageLabelWindow
構造体名
- Name
ImageLabelWindow
役割
- Role
画像ラベルウィンドウの構造体です。

変数 - Variables

- なし - None -


関数 - Functions

文法的定義
- Signature
ImageLabelWindow newImageLabelWindow(int x, int y, int width, int height, string title, int graphics)
関数名
- Name
newImageLabelWindow
役割
- Role
画像ラベルウィンドウを生成します。
引数
- Arguments
(int型) x : ウィンドウ左上頂点のX座標
(int型) y : ウィンドウ左上頂点のY座標
(int型) width : ウィンドウの幅
(int型) height : ウィンドウの高さ
(string型) title : ウィンドウのタイトル
(int型) graphics : グラフィックスリソース
戻り値
- Return
(ImageLabelWindow型) 生成したウィンドウ構造体
文法的定義
- Signature
ImageLabelWindow newImageLabelWindow(int graphics)
関数名
- Name
newImageLabelWindow
役割
- Role
自動でウィンドウサイズを決定し、画像ラベルウィンドウを生成します。
引数
- Arguments
(int型) graphics : グラフィックスリソース
戻り値
- Return
(ImageLabelWindow型) 生成したウィンドウ構造体
文法的定義
- Signature
void deleteComponent(ImageLabelWindow &windowInstance)
関数名
- Name
deleteComponent
役割
- Role
画像ラベルウィンドウを破棄します。
引数
- Arguments
(ImageLabelWindow型) windowInstance : 破棄するウィンドウ
戻り値
- Return
(void型)
文法的定義
- Signature
int getWindow(ImageLabelWindow &windowInstance)
関数名
- Name
getWindow
役割
- Role
ウィンドウのGUIコンポーネントIDを返します。
引数
- Arguments
(ImageLabelWindow型) windowInstance : 取得対象のウィンドウ
戻り値
- Return
(int型) ウィンドウのGUIコンポーネントID
文法的定義
- Signature
int getImageLabel(ImageLabelWindow &windowInstance)
関数名
- Name
getImageLabel
役割
- Role
画像ラベルのGUIコンポーネントIDを返します。
引数
- Arguments
(ImageLabelWindow型) windowInstance : 取得対象のウィンドウ
戻り値
- Return
(int型) 画像ラベルのGUIコンポーネントID
文法的定義
- Signature
void setComponentSize(ImageLabelWindow &windowInstance, int width, int height)
関数名
- Name
setComponentSize
役割
- Role
ウィンドウサイズを設定します。
引数
- Arguments
(ImageLabelWindow型) windowInstance : 設定対象のウィンドウ
(int型) width : ウィンドウの幅
(int型) height : ウィンドウの高さ
戻り値
- Return
(void型)
文法的定義
- Signature
void setComponentSize(ImageLabelWindow &windowInstance)
関数名
- Name
setComponentSize
役割
- Role
ウィンドウの現在のサイズに合わせて、内部コンポーネントのレイアウトを自動設定します。ウインドウのサイズを外部から変更した際に使用します。
引数
- Arguments
(ImageLabelWindow型) windowInstance : 対象のウィンドウ
戻り値
- Return
(void型)
文法的定義
- Signature
int[ ] getComponentSize(ImageLabelWindow &windowInstance)
関数名
- Name
getComponentSize
役割
- Role
ウィンドウのサイズを返します。
引数
- Arguments
(ImageLabelWindow型) windowInstance : 対象のウィンドウ
戻り値
- Return
(int[]型) ウィンドウのサイズを格納する配列
文法的定義
- Signature
void fitComponentSize(ImageLabelWindow &windowInstance)
関数名
- Name
fitComponentSize
役割
- Role
グラフィックスリソースにちょうど適切なウィンドウサイズを設定します。
引数
- Arguments
(ImageLabelWindow型) windowInstance : 設定対象のウィンドウ
戻り値
- Return
(void型)
文法的定義
- Signature
void setComponentLocation(ImageLabelWindow &windowInstance, int x, int y)
関数名
- Name
setComponentLocation
役割
- Role
ウィンドウの位置を設定します。
引数
- Arguments
(ImageLabelWindow型) windowInstance : 設定対象のウィンドウ
(int型) x : ウィンドウ左上頂点のX座標
(int型) y : ウィンドウ左上頂点のY座標
戻り値
- Return
(void型)
文法的定義
- Signature
int[ ] getComponentLocation(ImageLabelWindow &windowInstance)
関数名
- Name
getComponentLocation
役割
- Role
ウィンドウの位置を返します。
引数
- Arguments
(ImageLabelWindow型) windowInstance : 対象のウィンドウ
戻り値
- Return
(int[]型) ウィンドウの位置を格納する配列
文法的定義
- Signature
void paintComponent(ImageLabelWindow &windowInstance)
関数名
- Name
paintComponent
役割
- Role
ウィンドウを再描画します。
引数
- Arguments
(ImageLabelWindow型) windowInstance : 対象のウィンドウ
戻り値
- Return
(void型)
文法的定義
- Signature
void hideComponent(ImageLabelWindow &windowInstance)
関数名
- Name
hideComponent
役割
- Role
ウィンドウを不可視化します。
引数
- Arguments
(ImageLabelWindow型) windowInstance : 対象のウィンドウ
戻り値
- Return
(void型)
文法的定義
- Signature
void showComponent(ImageLabelWindow &windowInstance)
関数名
- Name
showComponent
役割
- Role
ウィンドウを可視化します。
引数
- Arguments
(ImageLabelWindow型) windowInstance : 対象のウィンドウ
戻り値
- Return
(void型)


スポンサーリンク



この階層の目次
RINEARN からのお知らせ
※ VCSSL は RINEARN が開発しています。

リニアングラフやVCSSLの最新版をリリース、目盛りの位置や内容を自由に指定可能に!
2024-11-24 - リニアングラフ3D/2Dを更新し、自由な位置に、自由な表記内容の目盛りを描けるようになりました! 併せて、Java言語やVCSSLでの、プログラム制御用APIも拡張しています。詳細をお知らせします。

Exevalator 2.2 をリリース、TypeScript 対応によりWebブラウザ上で動作可能に
2024-10-22 - オープンソースの式計算ライブラリ「Exevalator(エグゼバレータ)」の2.1をリリースしました。新たに TypeScript に対応し、Webブラウザ上での式計算にも使えるようになりました。詳細を解説します。

アシスタントAI作成の舞台裏(その2、作成編)
2024-10-12 - アシスタントAIの作成方法解説の後編です。実際にChatGPTの「GPTs」機能を用いて、アシスタントAIを作成する手順や、独自の知識をもたせたり、精度を出すためのノウハウなどを解説しています。

アシスタントAI作成の舞台裏(その1、基礎知識編)
2024-10-07 - アシスタントAI作成方法解説の前編です。今回はまず、アシスタントAIを作る前に抑えておきたい、基礎知識を延々と解説しています。そもそもLLM型AIとはどんな存在か? RAGとは何か? 等々です。

ソフトの利用をサポートしてくれるアシスタントAIを提供開始!
2024-09-20 - RINEARN製ソフトの使い方の質問応答や、一部作業のお手伝いをしてくれる、アシスタントAIを提供開始しました。ChatGPTアカウントさえあれば、誰でも無料で使用できます。使い方を解説します。

Exevalator 2.1 をリリース、新たに Visual Basic に対応
2024-07-28 - オープンソースの式計算ライブラリ「Exevalator(エグゼバレータ)」の2.1をリリースしました。今回から、新たに Visual Basic(VB.NET)でも使用できるようになりました。詳細を解説します。

関数電卓 RINPn(りんぷん)、Esc キーで計算式の一発クリアが可能に
2024-07-20 - 関数電 RINPn の Ver.1.0.2 をリリースしました。今回から、キーボードの「 Esc 」キーを押すと、入力中の計算式を一発でクリアできるようになりました。詳細を解説します。

Exevalator 2.0 をリリース、互換性に注意が必要なバグ修正が 1 件
2024-07-14 - オープンソースの式計算ライブラリ「Exevalator (エグゼバレータ)」の2.0をリリースしました。今回の更新では、互換性に注意を要する 1 件のバグ修正があります。詳細を解説します。

各ソフトウェアをアップデート、リニアングラフのコマンド拡張やVCSSLの英語対応など
2024-02-05 - 各ソフトの一斉アップデートの内容をお知らせします。今回は、リニアングラフのコマンド機能を大幅拡張したのがメインです。また、VCSSLのメッセージ類の英語対応も行いました。

Vnano の Ver.1.1 で実装した反復計算高速化の内側
2024-01-17 - 前回のお知らせ記事の続編です。スクリプトエンジン Vnano の Ver.1.1 において実施した高速化を、エンジン内部の実装面から掘り下げて解説します。

新着
[公式ガイドサンプル] 各種の図形や画像を描画する

「VCSSL 2DCG開発ガイド」内のサンプルコードです。図形や画像などを描画します。
2022-12-16
角度の「度」とラジアンとを相互変換し、図示もするツール

45度などの「度」の値と、ラジアンの値とを相互に変換できるツールです。対応する角度の図示もできます。
2022-11-22
[公式ガイドサンプル] 立体モデルを回転させるアニメーション

「VCSSL 3DCG開発ガイド」内のサンプルコードです。立体モデルを、アニメーションで回転させ続けます
2022-11-18
[公式ガイドサンプル] 立体モデルを回転させる

「VCSSL 3DCG開発ガイド」内のサンプルコードです。立体モデルを、指定した角度だけ回転させます。
2022-11-17
[公式ガイドサンプル] 四則演算の計算順序や、カッコを使った順序指定

「VCSSLスタートアップガイド」内のサンプルコードです。四則演算が計算される順序や、カッコを使って順序を指定する方法を例示します。
2022-10-31