Graphics3DFramework ライブラリ
- 目次 -
- 使用サンプルコード -
概要 - Abstract
このライブラリ graphics3d.Graphics3DFramework は、3DCG( 3次元グラフィックス )を手軽に扱うための軽量フレームワークです。
VCSSLの標準ライブラリ「 Graphics3D 」や「 GUI 」だけを用いて、ゼロから3DCGプログラムを記述する場合、
ウィンドウ・レンダラー(描画エンジン)の生成や、アニメーションループ、基本的なイベントハンドラなど、いくつかの定型的な処理を、毎回記述しなければいけません。
そこで、この Graphics3DFramework では、上述のような定型処理を、雛形のようにあらかじめ用意する事によって、手軽な3DCG利用をサポートします。
・必要な処理の記述
Graphics3DFramework は、構造的には、単体で既に完成した3DCGプログラムです。実際、単体で実行する事が可能です。
ただし、単体では何の3Dモデルも配置されておらず、ただ白い画面が表示されるだけです。
そこで実際には、自作モジュールから Graphics3DFramework を import し、3Dモデルの配置や移動など、必要な処理を記述します。
そういった処理は、いくつかの決まった名前の関数を定義し、そこに記述します。つまり、GUIなどのイベントハンドラと同じ仕組みです。
するとそれらのイベントハンドラ関数を、Graphics3DFramework が適切なタイミングで自動実行します。
Graphics3DFramework が自動実行するイベントハンドラ関数は、下記のものがあります。定義は必須では無いので、必要な関数だけを定義し、記述して下さい。
- void onStart( int renderer ) - 起動時に一度だけ実行されます。3Dモデルの生成・配置などの初期化処理は、ここに記述します。旧称 initialize も使用可能です。
- void onExit( int renderer ) - 終了時に一度だけ実行されます。終了時に行いたい処理があれば、ここに記述します。旧称 finalize も使用可能です。
- void onPaint( int renderer ) - 画面更新タイミング(毎秒数十回)で毎回実行されます。前景・背景2DCGの描画を行いたい場合などは、ここに記述します。旧称 paint も使用可能です。
- void onUpdate( int renderer ) - 画面更新タイミング(毎秒数十回)の間で毎回実行されます。3Dモデルの移動などを行いたい場合などは、ここに記述します。旧称 update も使用可能です。
- void onResize( int renderer ) - ウィンドウサイズが変更された場合に実行されます。画面に配置したGUI部品のレイアウト調整などを行いたい場合は、ここに記述します。旧称 resize も使用可能です。
・背景・前景の2DCG描画
Graphics3DFramework は、前景・背景の2DCG描画もサポートしています。
ただしこの機能はデフォルトで無効になっているため、利用する前にそれぞれ setForegroundRendererState ( true ) 及び setBackgroundRendererState ( true ) を実行して下さい。
その後、 getForegroundRenderer ( ) 及び getBackgroundRenderer ( ) で 2DCGレンダラーのIDを取得し、onPaint関数内などで描画を行います。
・ウィンドウのカスタマイズ
Graphics3DFramework では、ウィンドウ内に余白領域を設定し、そこにボタンやテキストフィールドなどのGUI部品を配置する事ができます。
余白の設定は、setMarginTop ( int margin ) 関数や setMarginLeft ( int margin ) 関数などで行います。
そして getWindow ( ) 関数でウィンドウのIDを取得し、余白領域にGUI部品を自由に配置してください。
・フレームレート調整
加えて、Graphics3DFramework は、フレームレートの自動調整機構も備えています。
具体的には、Graphics3DFramework は、毎フレーム間の所要時間を計測し、常に設定された目標フレームレートに近づくよう、アニメーションループのウェイト ( 待機時間 ) を自動調整します。
目標フレームレートは setFrameRate ( float rate ) で設定します。また、実測フレームレートは getCurrentFrameRate ( ) で取得可能です。
・処理落ち
なお、実行環境の処理速度にも依存しますが、描画する画面サイズが大きかったり、描画内容が重かったりすると、
アニメーションの待機時間を最小にしても、実測フレームレートが目標フレームレートに達しなくなる現象 ―― 処理落ち ―― が生じます。
処理落ちが発生すると、画面の再描画処理が追いつかなくなり、画面がちらつく場合があります。
その場合は、目標フレームレートを実測フレームレートの限界よりも余裕のある値に設定する事で、画面のちらつきを抑える事ができます。
しかし、実測フレームレートは環境に大きく依存するため、代わりに setAnimationWaitMin ( int wait ) 関数でアニメーションウェイトの下限値(ミリ秒単位)を大きめに設定する事でも、
画面のちらつきを抑える事ができます( ただしこの場合、実測フレームレートの限界は低下します )。
目次 - Index
- int getGraphics()
- 3DCGのグラフィックスリソースIDを返します。
- int getBackgroundGraphics()
- 背景2DCGのグラフィックスリソースIDを返します。
- int getForegroundGraphics()
- 前景2DCGのグラフィックスリソースIDを返します。
- int getRenderer()
- 3DCGのレンダラーIDを返します。
- int getBackgroundRenderer()
- 背景2DCGのレンダラーIDを返します。
- int getForegroundRenderer()
- 前景2DCGのレンダラーIDを返します。
- void setBackgroundRendererState(bool state)
- 背景2DCGレンダラーの有効/無効を設定します。
- void setForegroundRendererState(bool state)
- 前景2DCGレンダラーの有効/無効を設定します。
- int getImageLabel()
- 描画内容を表示する、画像ラベルのGUIコンポーネントIDを返します。
- int getGraphicsLabel()
- 画像ラベルのGUIコンポーネントIDを返します。この関数は、より新しい getImageLabel 関数がサポートされています。この関数は互換目的でサポートされています。
- int getWindow()
- ウィンドウのGUIコンポーネントIDを取得します。
- void setAnimationState(bool enable)
- アニメーションモードの有効/無効を設定します。
- bool getAnimationState()
- アニメーションの有効/無効を取得します。
- void setFrameRate(float rate)
- アニメーションの画面更新頻度( 1秒間あたりの描画回数 )を設定します。
- float getFrameRate()
- アニメーションの画面更新頻度( 1秒間あたりの描画回数 )の設定値を取得します。
- float getCurrentFrameRate()
- アニメーションの画面更新頻度( 1秒間あたりの描画回数 )の実測値を取得します。
- int getLastFrameTime()
- アニメーションの最終画面更新時刻を取得します。時刻は、プログラム開始時刻からの経過時間を、通常はミリ秒単位で表したものが返されます。ただし単位は処理系によって異なる可能性があります。処理系の依存性を完全に排除するためには、Time.millisecond関数を挟んで使用して下さい。
- float getCurrentFrameRate()
- アニメーションの画面更新頻度( 1秒間あたりの描画回数 )の実測値を取得します。
- int getLastFrameTime()
- アニメーションの最終画面更新時刻を取得します。時刻は、プログラム開始時刻からの経過時間を、通常はミリ秒単位で表したものが返されます。ただし単位は処理系によって異なる可能性があります。処理系の依存性を完全に排除するためには、Time.millisecond関数を挟んで使用して下さい。
- void setPaintGraphics2DState(bool state)
- 画面描画時(paintコール前)の背景・前景描画において、自動でGraphics3D.paintGraphics2Dをコールするかどうかを設定します。trueを指定すると自動でコールされます。falseに設定すると自動でコールされないので、paintイベントハンドラなどで明示的にコールする必要があります。
- bool getPaintGraphics3DState()
- 画面描画時(paintコール前)に、自動でGraphics3D.paintGraphics3Dをコールするかどうかを取得します。
- void setMagnification(float rate)
- 描画倍率を設定します。倍率は、視点から1.0の距離にある、半径1.0の円が、半径何ピクセルに描かれるかの比率に一致します。
- float getMagnification()
- 描画倍率を取得します。倍率は、視点から1.0の距離にある、半径1.0の円が、半径何ピクセルに描かれるかの比率に一致します。
- void setBackgroundColor(int r, int g, int b, int a)
- 背景色を設定します。引数には、背景色の 赤,緑,青,α成分 を、0〜255の範囲で指定します。
- void setBackgroundColor(int color[ ])
- 背景色を設定します。引数には、背景色の 赤,緑,青,α成分 を、0〜255の範囲で格納した配列を指定します。
- int[ ] getBackgroundColor()
- 背景色を取得します。戻り値には、背景色の 赤,緑,青,α成分 を、0〜255の範囲で格納した配列が返されます。
- void setDirectionalLightVector(float x, float y, float z)
- 平行光源の方向ベクトルを指定します。ベクトルは、ライトの存在する方向のベクトルを指定します。
- void setDirectionalLightVector(float v[ ])
- 平行光源の方向ベクトルを指定します。ベクトルは、ライトの存在する方向のベクトルを指定します。
- float[ ] getDirectionalLightVector()
- 平行光源の方向ベクトルを取得します。ベクトルは、ライトの存在する方向のベクトルが返されます。
- void setDirectionalLightBrightness(float power)
- 平行光源の輝度を指定します。
- float getDirectionalLightBrightness()
- 平行光源の輝度を取得します。
- void setAmbientLightBrightness(float power)
- アンビエント光源の輝度を指定します。
- float getAmbientLightBrightness()
- アンビエント光源の輝度を取得します。
- void setWindowTitle(string title)
- ウィンドウタイトルを設定します。
- string getWindowTitle()
- ウィンドウタイトルを取得します。
- void setWindowSize(int width, int height)
- ウィンドウサイズを設定します。
- void setWindowSize(int size[ ])
- ウィンドウサイズを設定します。
- int[ ] getWindowSize()
- ウィンドウサイズを取得します。
- void setWindowLocation(int x, int y)
- ウィンドウの位置を設定します。
- void setWindowLocation(int location[ ])
- ウィンドウの位置を設定します。
- int[ ] getWindowLocation()
- ウィンドウの位置を取得します。
- void setMarginRight(int margin)
- ウィンドウ右側の余白を設定します。
- int getMarginRight()
- ウィンドウ右側の余白を取得します。
- void setMarginLeft(int margin)
- ウィンドウ左側の余白を設定します。
- int getMarginLeft()
- ウィンドウ左側の余白を取得します。
- void setMarginTop(int margin)
- ウィンドウ上側の余白を設定します。
- int getMarginTop()
- ウィンドウ上側の余白を取得します。
- void setMarginBottom(int margin)
- ウィンドウ下側の余白を設定します。
- int getMarginBottom()
- ウィンドウ下側の余白を取得します。
- void setAnimationWaitMin(int wait)
- アニメーションウェイト(メインループのウェイト)の下限値を設定します。
- int getAnimationWaitMin()
- アニメーションウェイト(メインループのウェイト)の下限値を設定します。
- void setAnimationWaitMax(int wait)
- アニメーションウェイト(メインループのウェイト)の上限値を設定します。
- int getAnimationWaitMax()
- アニメーションウェイト(メインループのウェイト)の上限値を設定します。
- void setMainLoopState(bool state)
- メインループの継続状態を設定します。falseに設定するとアニメーションのメインループを脱出し、プログラムを終了します。
- bool getMainLoopState()
- メインループの継続状態を取得します。
- string[ ] getMainArgument()
- main関数の引数を取得します。
- void export( string filePath, string format, float quality )
- 現在の描画ラベルの内容を、画像ファイルに出力します。ファイルの出力は、この関数をコールした瞬間に行われるわけでは無く、次回の画面更新タイミングに合わせて実行されます。
- void main( string args[ ] )
- main関数です。通常は自動で実行され、frameworkMain関数をコールします。ただし、メインプログラムでmain関数を定義する場合は、こちらは自動で実行されなくなるので、下記のframeworkMainを明示的に呼ぶ必要があります。
- void frameworkMain( string args[ ] )
- フレームワークのメイン処理です。通常はmain関数から自動で実行されます。ただし、メインプログラムでmain関数を定義する場合は、自動で実行されなくなるので、適当なタイミングで呼ぶ必要があります。
- void onWindowClose( int id )
- ウィンドウが閉じられた際にコールされるイベントハンドラです。
- void onWindowResize( int id, int width, int height )
- ウィンドウがリサイズされた際にコールされるイベントハンドラです。
- void paintWindow()
- ウィンドウの再描画を行います。通常は自動で実行されますが、通常は自動で実行されますが、アニメーションを無効にしている場合などは、画面更新時に明示的に呼び出す必要があります。
- void render()
- paint関数などをコールし、画面表示内容を描画します。3DCGと、背景及び前景2DCGの合成も行います。通常は自動で実行されますが、アニメーションを無効にしている場合などは、画面更新時に明示的に呼び出す必要があります。
構造体 - Structs
- なし - None -
変数 - Variables
- なし - None -
関数 - Functions
文法的定義 - Signature |
int getGraphics() |
関数名 - Name |
getGraphics |
役割 - Role |
3DCGのグラフィックスリソースIDを返します。 |
戻り値 - Return |
(int型) 3DCGのグラフィックスリソースID |
文法的定義 - Signature |
int getBackgroundGraphics() |
関数名 - Name |
getBackgroundGraphics |
役割 - Role |
背景2DCGのグラフィックスリソースIDを返します。 |
戻り値 - Return |
(int型) 背景2DCGのグラフィックスリソースID |
文法的定義 - Signature |
int getForegroundGraphics() |
関数名 - Name |
getForegroundGraphics |
役割 - Role |
前景2DCGのグラフィックスリソースIDを返します。 |
戻り値 - Return |
(int型) 前景2DCGのグラフィックスリソースID |
文法的定義 - Signature |
int getRenderer() |
関数名 - Name |
getRenderer |
役割 - Role |
3DCGのレンダラーIDを返します。 |
戻り値 - Return |
(int型) 3DCGのレンダラーID |
文法的定義 - Signature |
int getBackgroundRenderer() |
関数名 - Name |
getBackgroundRenderer |
役割 - Role |
背景2DCGのレンダラーIDを返します。 |
戻り値 - Return |
(int型) 背景2DCGのレンダラーID |
文法的定義 - Signature |
int getForegroundRenderer() |
関数名 - Name |
getForegroundRenderer |
役割 - Role |
前景2DCGのレンダラーIDを返します。 |
戻り値 - Return |
(int型) 前景2DCGのレンダラーID |
文法的定義 - Signature |
void setBackgroundRendererState(bool state) |
関数名 - Name |
setBackgroundRendererState |
役割 - Role |
背景2DCGレンダラーの有効/無効を設定します。 |
引数 - Arguments |
(bool型) state : 背景2DCGレンダラーの有効/無効(trueならば有効) |
戻り値 - Return |
(void型) |
文法的定義 - Signature |
void setForegroundRendererState(bool state) |
関数名 - Name |
setForegroundRendererState |
役割 - Role |
前景2DCGレンダラーの有効/無効を設定します。 |
引数 - Arguments |
(bool型) state : 前景2DCGレンダラーの有効/無効(trueならば有効) |
戻り値 - Return |
(void型) |
文法的定義 - Signature |
int getImageLabel() |
関数名 - Name |
getImageLabel |
役割 - Role |
描画内容を表示する、画像ラベルのGUIコンポーネントIDを返します。 |
戻り値 - Return |
(int型) 画像ラベルのGUIコンポーネントID |
文法的定義 - Signature |
int getGraphicsLabel() |
関数名 - Name |
getGraphicsLabel |
役割 - Role |
画像ラベルのGUIコンポーネントIDを返します。この関数は、より新しい getImageLabel 関数がサポートされています。この関数は互換目的でサポートされています。 |
戻り値 - Return |
(int型) 画像ラベルのGUIコンポーネントID |
文法的定義 - Signature |
int getWindow() |
関数名 - Name |
getWindow |
役割 - Role |
ウィンドウのGUIコンポーネントIDを取得します。 |
戻り値 - Return |
(int型) ウィンドウのGUIコンポーネントID |
文法的定義 - Signature |
void setAnimationState(bool enable) |
関数名 - Name |
setAnimationState |
役割 - Role |
アニメーションモードの有効/無効を設定します。 |
引数 - Arguments |
(bool型) enable : アニメーションモードの有効/無効(trueならば有効) |
戻り値 - Return |
(void型) |
文法的定義 - Signature |
bool getAnimationState() |
関数名 - Name |
getAnimationState |
役割 - Role |
アニメーションの有効/無効を取得します。 |
戻り値 - Return |
(bool型) アニメーションモード有効/無効(trueならば有効) |
文法的定義 - Signature |
void setFrameRate(float rate) |
関数名 - Name |
setFrameRate |
役割 - Role |
アニメーションの画面更新頻度( 1秒間あたりの描画回数 )を設定します。 |
引数 - Arguments |
(float型) rate : 画面更新頻度 |
戻り値 - Return |
(void型) |
文法的定義 - Signature |
float getFrameRate() |
関数名 - Name |
getFrameRate |
役割 - Role |
アニメーションの画面更新頻度( 1秒間あたりの描画回数 )の設定値を取得します。 |
戻り値 - Return |
(float型) 画面更新頻度(設定値) |
文法的定義 - Signature |
float getCurrentFrameRate() |
関数名 - Name |
getCurrentFrameRate |
役割 - Role |
アニメーションの画面更新頻度( 1秒間あたりの描画回数 )の実測値を取得します。 |
戻り値 - Return |
(float型) 画面更新頻度(実測値) |
文法的定義 - Signature |
int getLastFrameTime() |
関数名 - Name |
getLastFrameTime |
役割 - Role |
アニメーションの最終画面更新時刻を取得します。時刻は、プログラム開始時刻からの経過時間を、通常はミリ秒単位で表したものが返されます。ただし単位は処理系によって異なる可能性があります。処理系の依存性を完全に排除するためには、Time.millisecond関数を挟んで使用して下さい。 |
戻り値 - Return |
(int型) 最終画面更新時刻(通常はミリ秒単位) |
文法的定義 - Signature |
float getCurrentFrameRate() |
関数名 - Name |
getCurrentFrameRate |
役割 - Role |
アニメーションの画面更新頻度( 1秒間あたりの描画回数 )の実測値を取得します。 |
戻り値 - Return |
(float型) 画面更新頻度(実測値) |
文法的定義 - Signature |
int getLastFrameTime() |
関数名 - Name |
getLastFrameTime |
役割 - Role |
アニメーションの最終画面更新時刻を取得します。時刻は、プログラム開始時刻からの経過時間を、通常はミリ秒単位で表したものが返されます。ただし単位は処理系によって異なる可能性があります。処理系の依存性を完全に排除するためには、Time.millisecond関数を挟んで使用して下さい。 |
戻り値 - Return |
(int型) 最終画面更新時刻(通常はミリ秒単位) |
文法的定義 - Signature |
void setPaintGraphics2DState(bool state) |
関数名 - Name |
setPaintGraphics2DState |
役割 - Role |
画面描画時(paintコール前)の背景・前景描画において、自動でGraphics3D.paintGraphics2Dをコールするかどうかを設定します。trueを指定すると自動でコールされます。falseに設定すると自動でコールされないので、paintイベントハンドラなどで明示的にコールする必要があります。 |
引数 - Arguments |
(bool型) state : 設定した状態 |
戻り値 - Return |
(void型) |
文法的定義 - Signature |
bool getPaintGraphics3DState() |
関数名 - Name |
getPaintGraphics3DState |
役割 - Role |
画面描画時(paintコール前)に、自動でGraphics3D.paintGraphics3Dをコールするかどうかを取得します。 |
戻り値 - Return |
(bool型) 取得した状態 |
文法的定義 - Signature |
void setMagnification(float rate) |
関数名 - Name |
setMagnification |
役割 - Role |
描画倍率を設定します。倍率は、視点から1.0の距離にある、半径1.0の円が、半径何ピクセルに描かれるかの比率に一致します。 |
引数 - Arguments |
(float型) rate : 描画倍率 |
戻り値 - Return |
(void型) |
文法的定義 - Signature |
float getMagnification() |
関数名 - Name |
getMagnification |
役割 - Role |
描画倍率を取得します。倍率は、視点から1.0の距離にある、半径1.0の円が、半径何ピクセルに描かれるかの比率に一致します。 |
戻り値 - Return |
(float型) 描画倍率 |
文法的定義 - Signature |
void setBackgroundColor(int r, int g, int b, int a) |
関数名 - Name |
setBackgroundColor |
役割 - Role |
背景色を設定します。引数には、背景色の 赤,緑,青,α成分 を、0〜255の範囲で指定します。 |
引数 - Arguments |
(int型) r : 背景色(赤、0〜255) (int型) g : 背景色(緑、0〜255) (int型) b : 背景色(青、0〜255) (int型) a : 背景色(α成分、0〜255) |
戻り値 - Return |
(void型) |
文法的定義 - Signature |
void setBackgroundColor(int color[ ]) |
関数名 - Name |
setBackgroundColor |
役割 - Role |
背景色を設定します。引数には、背景色の 赤,緑,青,α成分 を、0〜255の範囲で格納した配列を指定します。 |
引数 - Arguments |
(int[]型) color : 背景色配列([0]=赤、[1]=緑、[2]=青、[3]=α成分、各0〜255) |
戻り値 - Return |
(void型) |
文法的定義 - Signature |
int[ ] getBackgroundColor() |
関数名 - Name |
getBackgroundColor |
役割 - Role |
背景色を取得します。戻り値には、背景色の 赤,緑,青,α成分 を、0〜255の範囲で格納した配列が返されます。 |
戻り値 - Return |
(int[]型) 背景色配列([0]=赤、[1]=緑、[2]=青、[3]=α成分、各0〜255) |
文法的定義 - Signature |
void setDirectionalLightVector(float x, float y, float z) |
関数名 - Name |
setDirectionalLightVector |
役割 - Role |
平行光源の方向ベクトルを指定します。ベクトルは、ライトの存在する方向のベクトルを指定します。 |
引数 - Arguments |
(float型) x : X成分 (float型) y : Y成分 (float型) z : Z成分 |
戻り値 - Return |
(void型) |
文法的定義 - Signature |
void setDirectionalLightVector(float v[ ]) |
関数名 - Name |
setDirectionalLightVector |
役割 - Role |
平行光源の方向ベクトルを指定します。ベクトルは、ライトの存在する方向のベクトルを指定します。 |
引数 - Arguments |
(float[]型) v : ベクトル成分配列( v[0]=X、v[1]=Y、v[2]=Z ) |
戻り値 - Return |
(void型) |
文法的定義 - Signature |
float[ ] getDirectionalLightVector() |
関数名 - Name |
getDirectionalLightVector |
役割 - Role |
平行光源の方向ベクトルを取得します。ベクトルは、ライトの存在する方向のベクトルが返されます。 |
戻り値 - Return |
(float[]型) ベクトル成分配列( v[0]=X、v[1]=Y、v[2]=Z ) |
文法的定義 - Signature |
void setDirectionalLightBrightness(float power) |
関数名 - Name |
setDirectionalLightBrightness |
役割 - Role |
平行光源の輝度を指定します。 |
引数 - Arguments |
(float型) power : 輝度 |
戻り値 - Return |
(void型) |
文法的定義 - Signature |
float getDirectionalLightBrightness() |
関数名 - Name |
getDirectionalLightBrightness |
役割 - Role |
平行光源の輝度を取得します。 |
戻り値 - Return |
(float型) 輝度 |
文法的定義 - Signature |
void setAmbientLightBrightness(float power) |
関数名 - Name |
setAmbientLightBrightness |
役割 - Role |
アンビエント光源の輝度を指定します。 |
引数 - Arguments |
(float型) power : 輝度 |
戻り値 - Return |
(void型) |
文法的定義 - Signature |
float getAmbientLightBrightness() |
関数名 - Name |
getAmbientLightBrightness |
役割 - Role |
アンビエント光源の輝度を取得します。 |
戻り値 - Return |
(float型) 輝度 |
文法的定義 - Signature |
void setWindowTitle(string title) |
関数名 - Name |
setWindowTitle |
役割 - Role |
ウィンドウタイトルを設定します。 |
戻り値 - Return |
(void型) |
文法的定義 - Signature |
string getWindowTitle() |
関数名 - Name |
getWindowTitle |
役割 - Role |
ウィンドウタイトルを取得します。 |
戻り値 - Return |
(string型) |
文法的定義 - Signature |
void setWindowSize(int width, int height) |
関数名 - Name |
setWindowSize |
役割 - Role |
ウィンドウサイズを設定します。 |
引数 - Arguments |
(int型) width : 幅 (int型) height : 高さ |
戻り値 - Return |
(void型) |
文法的定義 - Signature |
void setWindowSize(int size[ ]) |
関数名 - Name |
setWindowSize |
役割 - Role |
ウィンドウサイズを設定します。 |
引数 - Arguments |
(int[]型) size : ウィンドウサイズ([0]=幅、[1]=高さ) |
戻り値 - Return |
(void型) |
文法的定義 - Signature |
int[ ] getWindowSize() |
関数名 - Name |
getWindowSize |
役割 - Role |
ウィンドウサイズを取得します。 |
戻り値 - Return |
(int[]型) ウィンドウサイズ([0]=幅、[1]=高さ) |
文法的定義 - Signature |
void setWindowLocation(int x, int y) |
関数名 - Name |
setWindowLocation |
役割 - Role |
ウィンドウの位置を設定します。 |
引数 - Arguments |
(int型) x : ウィンドウ左上のX座標 (int型) y : ウィンドウ左上のY座標 |
戻り値 - Return |
(void型) |
文法的定義 - Signature |
void setWindowLocation(int location[ ]) |
関数名 - Name |
setWindowLocation |
役割 - Role |
ウィンドウの位置を設定します。 |
引数 - Arguments |
size : ウィンドウ左上の座標([0]=X座標、[1]=Y座標) |
戻り値 - Return |
(void型) |
文法的定義 - Signature |
int[ ] getWindowLocation() |
関数名 - Name |
getWindowLocation |
役割 - Role |
ウィンドウの位置を取得します。 |
戻り値 - Return |
(int[]型) ウィンドウ左上の座標([0]=X座標、[1]=Y座標) |
文法的定義 - Signature |
void setMarginRight(int margin) |
関数名 - Name |
setMarginRight |
役割 - Role |
ウィンドウ右側の余白を設定します。 |
引数 - Arguments |
(int型) margin : 余白(ピクセル) |
戻り値 - Return |
(void型) |
文法的定義 - Signature |
int getMarginRight() |
関数名 - Name |
getMarginRight |
役割 - Role |
ウィンドウ右側の余白を取得します。 |
戻り値 - Return |
(int型) 余白(ピクセル) |
文法的定義 - Signature |
void setMarginLeft(int margin) |
関数名 - Name |
setMarginLeft |
役割 - Role |
ウィンドウ左側の余白を設定します。 |
引数 - Arguments |
m : 余白(ピクセル) |
戻り値 - Return |
(void型) |
文法的定義 - Signature |
int getMarginLeft() |
関数名 - Name |
getMarginLeft |
役割 - Role |
ウィンドウ左側の余白を取得します。 |
戻り値 - Return |
(int型) 余白(ピクセル) |
文法的定義 - Signature |
void setMarginTop(int margin) |
関数名 - Name |
setMarginTop |
役割 - Role |
ウィンドウ上側の余白を設定します。 |
引数 - Arguments |
m : 余白(ピクセル) |
戻り値 - Return |
(void型) |
文法的定義 - Signature |
int getMarginTop() |
関数名 - Name |
getMarginTop |
役割 - Role |
ウィンドウ上側の余白を取得します。 |
戻り値 - Return |
(int型) 余白(ピクセル) |
文法的定義 - Signature |
void setMarginBottom(int margin) |
関数名 - Name |
setMarginBottom |
役割 - Role |
ウィンドウ下側の余白を設定します。 |
引数 - Arguments |
m : 余白(ピクセル) |
戻り値 - Return |
(void型) |
文法的定義 - Signature |
int getMarginBottom() |
関数名 - Name |
getMarginBottom |
役割 - Role |
ウィンドウ下側の余白を取得します。 |
戻り値 - Return |
(int型) 余白(ピクセル) |
文法的定義 - Signature |
void setAnimationWaitMin(int wait) |
関数名 - Name |
setAnimationWaitMin |
役割 - Role |
アニメーションウェイト(メインループのウェイト)の下限値を設定します。 |
戻り値 - Return |
(void型) |
文法的定義 - Signature |
int getAnimationWaitMin() |
関数名 - Name |
getAnimationWaitMin |
役割 - Role |
アニメーションウェイト(メインループのウェイト)の下限値を設定します。 |
戻り値 - Return |
(int型) |
文法的定義 - Signature |
void setAnimationWaitMax(int wait) |
関数名 - Name |
setAnimationWaitMax |
役割 - Role |
アニメーションウェイト(メインループのウェイト)の上限値を設定します。 |
戻り値 - Return |
(void型) |
文法的定義 - Signature |
int getAnimationWaitMax() |
関数名 - Name |
getAnimationWaitMax |
役割 - Role |
アニメーションウェイト(メインループのウェイト)の上限値を設定します。 |
戻り値 - Return |
(int型) |
文法的定義 - Signature |
void setMainLoopState(bool state) |
関数名 - Name |
setMainLoopState |
役割 - Role |
メインループの継続状態を設定します。falseに設定するとアニメーションのメインループを脱出し、プログラムを終了します。 |
引数 - Arguments |
(bool型) state : メインループの継続状態 |
戻り値 - Return |
(void型) |
文法的定義 - Signature |
bool getMainLoopState() |
関数名 - Name |
getMainLoopState |
役割 - Role |
メインループの継続状態を取得します。 |
戻り値 - Return |
(bool型) メインループの継続状態 |
文法的定義 - Signature |
string[ ] getMainArgument() |
関数名 - Name |
getMainArgument |
役割 - Role |
main関数の引数を取得します。 |
戻り値 - Return |
(string[]型) main関数の引数 |
文法的定義 - Signature |
void export( string filePath, string format, float quality ) |
関数名 - Name |
export |
役割 - Role |
現在の描画ラベルの内容を、画像ファイルに出力します。ファイルの出力は、この関数をコールした瞬間に行われるわけでは無く、次回の画面更新タイミングに合わせて実行されます。 |
引数 - Arguments |
(string型) filePath : 出力ファイル名またはファイルパス (string型) format : ファイル形式("PNG"または"JPEG") (float型) quality : 品質 |
戻り値 - Return |
(void型) |
文法的定義 - Signature |
void main( string args[ ] ) |
関数名 - Name |
main |
役割 - Role |
main関数です。通常は自動で実行され、frameworkMain関数をコールします。ただし、メインプログラムでmain関数を定義する場合は、こちらは自動で実行されなくなるので、下記のframeworkMainを明示的に呼ぶ必要があります。 |
引数 - Arguments |
(string[]型) args : メイン引数( getMainArgument関数で取得可能 ) |
戻り値 - Return |
(void型) |
文法的定義 - Signature |
void frameworkMain( string args[ ] ) |
関数名 - Name |
frameworkMain |
役割 - Role |
フレームワークのメイン処理です。通常はmain関数から自動で実行されます。ただし、メインプログラムでmain関数を定義する場合は、自動で実行されなくなるので、適当なタイミングで呼ぶ必要があります。 |
引数 - Arguments |
(string[]型) args : メイン引数( getMainArgument関数で取得可能 ) |
戻り値 - Return |
(void型) |
文法的定義 - Signature |
void onWindowClose( int id ) |
関数名 - Name |
onWindowClose |
役割 - Role |
ウィンドウが閉じられた際にコールされるイベントハンドラです。 |
引数 - Arguments |
(int型) id : ウィンドウのGUIコンポーネントID |
戻り値 - Return |
(void型) |
文法的定義 - Signature |
void onWindowResize( int id, int width, int height ) |
関数名 - Name |
onWindowResize |
役割 - Role |
ウィンドウがリサイズされた際にコールされるイベントハンドラです。 |
引数 - Arguments |
(int型) id : ウィンドウのGUIコンポーネントID (int型) width : ウィンドウの幅 (int型) height : ウィンドウの高さ |
戻り値 - Return |
(void型) |
文法的定義 - Signature |
void paintWindow() |
関数名 - Name |
paintWindow |
役割 - Role |
ウィンドウの再描画を行います。通常は自動で実行されますが、通常は自動で実行されますが、アニメーションを無効にしている場合などは、画面更新時に明示的に呼び出す必要があります。 |
戻り値 - Return |
(void型) |
文法的定義 - Signature |
void render() |
関数名 - Name |
render |
役割 - Role |
paint関数などをコールし、画面表示内容を描画します。3DCGと、背景及び前景2DCGの合成も行います。通常は自動で実行されますが、アニメーションを無効にしている場合などは、画面更新時に明示的に呼び出す必要があります。 |
戻り値 - Return |
(void型) |