Stack ライブラリ

- 目次 -


概要 - Abstract

このライブラリ data.Stack は、スタック型のデータ構造を提供します。

このモジュールでは、スタックのデータを保持するジェネリック構造体 Stack と、それに対してデータを出し入れするジェネリック関数push, pop などが提供されます。

なお、この data.Stack では、配列を要素として扱う事はできません。配列を要素にしたい場合は、data.WrappedStack を使用して下さい。


目次 - Index

struct Stack<Type>
スタック構造体です。スタックのデータを保持します。
void clear<Type>( Stack<Type> &stack )
要素を全て削除します。
int size<Type>( Stack<Type> &stack )
使用中のサイズを返します。
void push<Type>( Stack<Type> &stack, Type value )
スタックに要素を追加します。
Type pop<Type>( Stack<Type> &stack )
スタックから要素を取り出します。取り出した要素は、スタックから削除されます。
Type peek<Type>( Stack<Type> &stack )
スタックから要素を削除せずに取り出します。
bool contains<Type>( Stack<Type> &stack, Type element )
スタックが指定された要素を含んでいるか判定します。
void reverse<Type>( Stack<Type> &stack )
スタックが保持する全要素の順序を反転させます。
Type[ ] toArray<Type>( Stack<Type> &stack )
スタックが保持する全要素を、1次元の配列に変換して返します。なお、順序は pop や peek で最初に得られる要素が [ 0 ] になります。

構造体 - Structs

文法的定義
- Signature
struct Stack<Type>
構造体名
- Name
Stack<Type>
役割
- Role
スタック構造体です。スタックのデータを保持します。

変数 - Variables

- なし - None -


関数 - Functions

文法的定義
- Signature
void clear<Type>( Stack<Type> &stack )
関数名
- Name
clear<Type>
役割
- Role
要素を全て削除します。
引数
- Arguments
(Stack<Type>型) stack : 対象のスタック構造体
戻り値
- Return
(void型)
文法的定義
- Signature
int size<Type>( Stack<Type> &stack )
関数名
- Name
size<Type>
役割
- Role
使用中のサイズを返します。
引数
- Arguments
(Stack<Type>型) stack : 対象のスタック構造体
戻り値
- Return
(int型)
文法的定義
- Signature
void push<Type>( Stack<Type> &stack, Type value )
関数名
- Name
push<Type>
役割
- Role
スタックに要素を追加します。
引数
- Arguments
(Stack<Type>型) stack : 対象のスタック構造体
(Type型) value : 追加する要素
戻り値
- Return
(void型)
文法的定義
- Signature
Type pop<Type>( Stack<Type> &stack )
関数名
- Name
pop<Type>
役割
- Role
スタックから要素を取り出します。取り出した要素は、スタックから削除されます。
引数
- Arguments
(Stack<Type>型) stack : 対象のスタック構造体
戻り値
- Return
(Type型) 取り出した要素
文法的定義
- Signature
Type peek<Type>( Stack<Type> &stack )
関数名
- Name
peek<Type>
役割
- Role
スタックから要素を削除せずに取り出します。
引数
- Arguments
(Stack<Type>型) stack : 対象のスタック構造体
戻り値
- Return
(Type型) 取り出した要素
文法的定義
- Signature
bool contains<Type>( Stack<Type> &stack, Type element )
関数名
- Name
contains<Type>
役割
- Role
スタックが指定された要素を含んでいるか判定します。
引数
- Arguments
(Stack<Type>型) stack : 対象のスタック構造体
(Type型) element : 含まれるか判定したい要素
戻り値
- Return
(bool型)
文法的定義
- Signature
void reverse<Type>( Stack<Type> &stack )
関数名
- Name
reverse<Type>
役割
- Role
スタックが保持する全要素の順序を反転させます。
引数
- Arguments
(Stack<Type>型) stack : 対象のスタック構造体
戻り値
- Return
(void型)
文法的定義
- Signature
Type[ ] toArray<Type>( Stack<Type> &stack )
関数名
- Name
toArray<Type>
役割
- Role
スタックが保持する全要素を、1次元の配列に変換して返します。なお、順序は pop や peek で最初に得られる要素が [ 0 ] になります。
引数
- Arguments
(Stack<Type>型) stack : 対象のスタック構造体
戻り値
- Return
(Type[]型) スタックの全要素をまとめた1次元配列


スポンサーリンク



この階層の目次
お知らせ

リニアングラフ3Dをアップデート、次期版(Ver.6)の開発もスタート
2023/09/04 - リニアングラフ3Dのアップデート版をリリースしました。また、次期メジャーバージョンである Ver.6 系の開発も開始しました。それぞれについて解説します。

AIの補助により、英語版ドキュメントを大幅拡充へ - 作業の舞台裏も紹介!
2023/05/28 - RINEARNでは今後、ChatGPT等のAIの補助により、英語版ドキュメントを大幅に拡充していく方針です。既に行った英訳作業の様子なども紹介しつつ、詳しく解説します。

リニアングラフ3Dをアップデート、API関連機能などを拡充
2023/05/18 - リニアングラフ3Dのアップデート版をリリースしました。主に、Java言語やVCSSLでの制御機能などを拡充しました。更新内容をそれぞれ詳しく解説します。

新着
[公式ガイドサンプル] 各種の図形や画像を描画する

「VCSSL 2DCG開発ガイド」内のサンプルコードです。図形や画像などを描画します。
2022/12/16
角度の「度」とラジアンとを相互変換し、図示もするツール

45度などの「度」の値と、ラジアンの値とを相互に変換できるツールです。対応する角度の図示もできます。
2022/11/22
[公式ガイドサンプル] 立体モデルを回転させるアニメーション

「VCSSL 3DCG開発ガイド」内のサンプルコードです。立体モデルを、アニメーションで回転させ続けます
2022/11/18
[公式ガイドサンプル] 立体モデルを回転させる

「VCSSL 3DCG開発ガイド」内のサンプルコードです。立体モデルを、指定した角度だけ回転させます。
2022/11/17
[公式ガイドサンプル] 四則演算の計算順序や、カッコを使った順序指定

「VCSSLスタートアップガイド」内のサンプルコードです。四則演算が計算される順序や、カッコを使って順序を指定する方法を例示します。
2022/10/31