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VCSSLのプログラムを実行できない場合の対処方法

ここでは、VCSSLのプログラムを上手く実行できない場合について、対処方法をまとめています。

ダウンロードしたZIPファイルの展開が、エラーで止まってしまう場合
(Windows をご使用の場合)

VCSSLの公式サイトからダウンロードしたZIPファイル(VCSSLの実行環境や、コードアーカイブのプログラムなど)を展開する際に、 「問題を引き起こす可能性のあるファイルが〜」などのエラーメッセージが表示され、 展開が中止されてしまう場合があります。

そのような場合は、ZIPファイルを右クリックして「プロパティ」を選択し、 プロパティの画面の下にあるセキュリティ項目の「許可する」にチェックを入れて「OK」で閉じてください。 その後、再びZIPファイルを展開すると、今度は正常に全て展開できるはずです。

なお、この現象は、インターネット上などから入手した不明なプログラムを安易に実行しないための、OSのセキュリティ機能によるものです (VCSSLの実行環境も、種類上はまさにプログラムなので、それが反応してしまうわけです)。

展開したフォルダ内のファイルが、文字化けしてしまっている場合(Linux 等)

ダウンロードした ZIP ファイルは、Linux 等でも右クリックメニューから展開できますが、ファイル名が文字化けしてしまう場合があります。 その場合は、コマンド端末でZIPファイルのある場所まで cd した上で、

unzip -O cp932 ZIPファイル名

で展開してみてください。

起動しようとしても、エラーや警告が表示されて起動できない場合(Windows をご使用の場合)

Windows のセキュリティ機能によってブロックされてしまう場合

環境の設定によっては、VCSSL実行環境を起動するためのバッチファイル「 VCSSL.bat 」を実行した際、 Windows の SmartScreen というセキュリティ機能の警告メッセージが表示され、起動できない場合があります。

そのような場合は、 VCSSLの公式サイトからダウンロードしたZIPファイル(VCSSLの実行環境や、コードアーカイブのプログラムなど)を展開する前に、 まず ZIPファイルを右クリックして「プロパティ」を選択し、 プロパティの画面の下にあるセキュリティ項目の「許可する」にチェックを入れて「OK」で閉じてください。 その後、そのZIPファイルを展開して使用すると、恐らく起動できるはずです。

Java®実行環境の起動に失敗してしまう場合

※ 併せて 環境依存の色々な起動失敗例(Windows をご使用の場合) もご一読ください。

VCSSL実行環境は、Java言語の実行環境の上で動作します。 通常、VCSSL実行環境を入手して起動すると、初回起動時にJava実行環境に関するメッセージが表示され、 そのメッセージの通りに進めると、起動に必要な準備が整うはずです。 しかし、環境依存などの何らかの原因により、これが失敗してしまい、起動できないケースがしばしばあるようです。

そのような場合、原因の特定や対策が難しい時は 「 Java実行環境を含む開発環境(JDK)を直接入手し、PCにインストールして使う 」という回避手段もあります。 Java言語の開発環境のパッケージは、現在は色々な所から提供されていますが、例えば下記の 「 Adoptium 」などは、商用でも無償で使用可能です:

Java言語の開発環境の一つ「 Adoptium 」
https://adoptium.net/

上記ページで「 Latest Release 」ボタンを押してダウンロード・インストールすると、 その後は恐らくVCSSL実行環境を起動できるようになります(実行環境が原因でエラーになっていた場合)。

ただ、上記はJava言語製のソフトウェア開発にも使えるような、少し大げさな環境です。 ご使用のPC上で、他の誰かがJava言語製のプログラムを開発/使用していたり、 その他各種のプログラマー/エンジニア的な作業などを行っている場合には、導入しても構わないか尋ねた上でご判断ください。

javaコマンドが使用できない等のエラーが表示される場合
(Linux 等)

Linux 等やその他のOSでは、以下のように、VCSSL.jar をコマンドラインからjavaコマンドで実行する必要があります:

java -jar VCSSL.jar

その際、javaコマンドが使用できない等のエラーが表示される場合は、PCにJava実行環境(JRE)を導入する必要があります。 この手順はOSの種類によって異なりますが、apt が使用できる場合は:

apt search jre     (または apt の代わりに apt-cache)

で入手可能なものの一覧を確認した上で、

sudo apt install default-jre     (または apt の代わりに apt-get)
または
sudo apt install openjdk-?-jre     (「?」の箇所にはバージョンの数字が入ります)

などで恐らく簡単に導入できます。他のものでも構いませんが、VCSSLが動作しないものもあります。 (※末尾に -headless が付いているものでは動作しないので、付けないようご注意ください。)

実行中にメモリー容量が不足する場合
(Windows をご使用の場合)

VCSSLプログラムの内容や使い方によっては、それなりに多くのメモリーが必要になり、デフォルトのメモリー容量設定では不足する場合があります。

もし実行中にメモリー不足などでエラーメッセージが表示される場合、 Windowsをご使用の方は、「 メモリー容量設定.bat(バッチファイル) 」をダブルクリック実行して設定してください。

実行中にメモリー容量が不足する場合
(Linux 等)

VCSSLプログラムの内容や使い方によっては、それなりに多くのメモリーが必要になり、デフォルトのメモリー容量設定では不足する場合があります。

もし実行中にメモリー不足などでエラーメッセージが表示される場合、 Linuxやその他のOSをご使用の方は、以下の例のように、java コマンドに -Xmx オプションでメモリー容量を指定できます:

java -xmx512m -jar VCSSL.jar       (512MB使う場合)
java -xmx3g -jar VCSSL.jar         (3GB使う場合)

環境依存の色々な起動失敗例
(Windows をご使用の場合)

※ 先に、ソフトを起動しようとしても、エラーや警告が表示されて起動できない場合 もご一読ください。

その他、ご使用の環境に依存して、起動に失敗してしまう場合があります。 これはケースバイケースで複雑なのですが、既知のパターンと解決策は、以下のような具合です。

PCに古いバージョンのJava実行環境(JRE)がインストールされている

既に少し触れましたが、VCSSL実行環境の動作には、Java実行環境(JRE)が必要です。 JREは、少し前までは、PCに単体でインストールしてご使用されている方が多かったのですが、 最近はJava言語側のリリースモデル変更により、単体インストールは推奨されない方式となりました。

そのため、最近のVCSSL実行環境では、ご使用のPCにJREがインストールされていない場合には、 VCSSL実行環境直下のフォルダ内に配置した、OpenJDKベースのJREを利用して起動するようになりました。 一方で、PC内にJREがインストールされている場合には、標準ではそのJREを利用して起動するようになっています。

ただ、もしPC内にJREがインストールされていて、そのバージョンがかなり古い場合は、 VCSSL実行環境を動作させるには古すぎて、起動できない場合があります。 そのような場合は、同梱の「 UpdateJRE_JREの更新.bat 」を実行して、 最新のOpenJDKベースのJREを利用して起動するよう再設定してください。

なお、この操作を行っても、PCにインストールされているJREが上書きされたりする心配はありません。 (OpenJDKベースのJREは、VCSSL実行環境のフォルダ直下にある「 jre 」フォルダ内に配置され、そのVCSSLの実行のためだけに使用されます。)

CPUが32bit

CPUには、いわゆる「何 bit のCPU」などと言われる種別があります(具体的にどこの bit 数を指すのかの議論は、ここでは割愛します)。 PC用のCPUは、15年ほど前に 32 bit から 64 bitへ移行が始まり、現在は大半のPCが 64 bitのCPUを搭載しています。 PC上では、そろそろ色々なOSやソフト/実行環境の類が、32bit版CPUへのサポートを続々と打ち切り始めている段階です。

そして、VCSSL実行環境の動作に使用されるJava実行環境(JRE)では、現在のバージョンでは既に、32bit 版CPUへの対応は打ち切られてしまいました。 従って、32bit CPUを搭載するPC上では、原則としてVCSSL実行環境を使用する事はできません (Oracle社から、有償で古いバージョンのJava実行環境をライセンス契約して提供してもらう等の手が無いわけではありませんが、動作検証は行っておりません)。

なお、CPUの bit 数の確認方法は、Windows のスタートボタンを右クリックして「システム」を選び、開かれるページの「システムの種類」の所から確認できます。 一時期に少し出回った、小型軽量の Windows タブレット(Atom CPU搭載機)などでは、「 現在でも普通に動くのにCPUは意外にも 32bit 」といった場合があります。

親階層に日本語名のフォルダが含まれている

ある一時期に出回ったバージョンのJava実行環境(JRE)では、「親階層に日本語名のフォルダを含む場所」にソフトウェアを配置すると、 起動に失敗してしまう場合が報告されています(再現確認済みです)。

OpenJDK側で既に対策されているため、最近のバージョンでは恐らく問題は発生しないはずですが、 もし不可解なエラーが発生する場合は、とりあえずの確認も兼ねて、 親階層に日本語フォルダを含まない場所にVCSSL実行環境を配置してみてください。

ユーザーのアカウントの権限が制限されている

PCを使用する際、起動時に自分の名前などを選択して、普段自分が使っているデスクトップなどの画面に入る(ログインする)と思いますが、 その「 起動時に選択する自分 」の事をアカウントと呼びます(銀行で例えるなら自分の銀行口座で、それも英語でアカウントと言います)。 PCを買うと、自分で自分のアカウントを作成したか、もしくは他の誰かが自分のアカウントを作成して、PCに入れるようにしてくれたはずです。

このアカウントには実は、「 この人はこのPC上で、何をする事は許されて、何をする事は禁止されるか 」といった、 可能な操作の範囲を決める機能があります。それを「 権限 」と言います。 例えば、PCに詳しくない子供が、得体の知れないソフトをインストールしまくったり、重要なファイルを消しまくったりすると怖いので、そういった機能があるわけです。

これまでの各所に記載された対処方法が効かない場合、もしかすると、使用しているアカウントの権限設定などで、VCSSL実行環境のようなソフトが使えない状態になっているかもしれません。 何の権限がどう影響しているかはケースバイケースなのですが、 もし「PCの管理者(何でもできる)」の権限を持っている人に、その人のアカウントでPCに入ってもらって、その状態ならVCSSL実行環境が動くという場合には、 権限が影響していると思われます。

その場合は、可能なら、VCSSLを使うための、権限の幅が広いアカウントを作ってもらうのが手短かもしれません。 ただし、そもそも弱い権限が設定されていたという事は、恐らくそのPCには重要な用途があって、不用意な操作から守る必要があったという事かもしれません。 権限を広げたアカウントを使う際は、誤って重要なファイルを消したりしないようにご注意ください。 (一応はVCSSLの実行環境側でも、誤ってファイルを消したりしないように、確認メッセージを出す機能などが標準で ON になっています。)

その他の場合(お問合せ)

申し訳ありませんが、こちらのお問合せフォームなどから、御気軽にお尋ねください。


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