立体の拡大と縮小
ここでは、モデルやポリゴンの拡大と縮小を扱います。
モデルの拡大と縮小
モデルの拡大と縮小を行うには、 scaleModel 関数を使用します。
- 関数の形式 -
int modelID,
float sx, float sy, float sz
)
引数は以下の通りです:
- modelID: 拡大/縮小対象のモデルのIDを指定します。
- sx, sy, sz: それぞれ X、Y、Z 方向の拡大率を指定します。1.0 より大きい値にすると拡大に、小さくすると縮小になります。倍率を変えたくない方向には 1.0 を指定します。
ポリゴンの拡大と縮小
ポリゴンの拡大と縮小を行うには、 scalePolygon 関数を使用します。
- 関数の形式 -
int polygonID,
float sx, float sy, float sz
)
引数は以下の通りです:
- polygonID: 拡大/縮小対象のポリゴンのIDを指定します。
- sx, sy, sz: それぞれ X、Y、Z 方向の拡大率を指定します。1.0 より大きい値にすると拡大に、小さくすると縮小になります。倍率を変えたくない方向には 1.0 を指定します。
プログラム例
実際に球モデルを配置し、Z軸方向へ2倍に引き伸ばしてみましょう。 以下のように記述し、実行してみてください。
import graphics3d.Graphics3DFramework;
import Graphics3D;
// プログラムの最初に呼び出される関数
void onStart ( int rendererID ) {
// 画面サイズや背景色の設定(省略可能)
setWindowSize( 800, 600 );
setBackgroundColor( 0, 0, 0, 255 );
// 座標軸モデルを生成して配置
int axis = newAxisModel( 3.0, 3.0, 3.0 );
mountModel( axis, rendererID );
// 球モデルを生成して配置
int sphere = newSphereModel( 1.0, 1.0, 1.0, 10, 7 );
mountModel( sphere, rendererID );
// Z軸方向に2倍引き伸ばす
scaleModel( sphere, 1.0, 1.0, 2.0 );
}
Sample.vcssl
このプログラムを実行すると、黒い画面に白い球が表示されます。 白い球は、Z軸方向に2倍引き伸ばされています。
