2次元コンピューターグラフィックス

ここでは、2次元コンピューターグラフィックスに関する基本知識について解説します。

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2次元コンピューターグラフィックス ( 2DCG ) とは

コンピューターグラフィックス、いわゆるCG とは、 コンピューター上の計算処理によって画像や映像を作成する技術の事です。

CG には、平面的な表現を扱う2 次元コンピューターグラフィックス ― 2DCG と、 立体的な表現を扱う3 次元コンピューターグラフィックス ― 3DCG が存在します。 かつてはPCなどでの描画処理は2DCGが主流でしたが、 近年のコンピューター性能や3D 関連技術の目覚しい進歩により、 現在では3DCG も一般的なものとなりました。

VCSSLでは、2DCG と3DCG の両方を標準ライブラリでサポートしていますが、 本文書では2DCG を中心に扱います。 2DCGの制御は、画像の加工や模式図の描画、 2Dアニメーション、2Dゲーム開発などで必要となります。

VCSSLプログラムで2DCGを扱うには

VCSSLプログラムで2DCGを扱うには、 VCSSL標準ライブラリの中から、 Graphics ライブラリとGraphics2Dライブラリをインポートする必要があります。 また、グラフィックスはウィンドウ上に表示する事が多いので、 同時にGUIライブラリをインポートしておく事を推奨します (画像をファイルに保存するだけの場合など、ウィンドウなどを利用しない場合は不要です)。

これらのライブラリをインポートするには、プログラムの先頭行に以下のように記述します。

import.vcssl

(このプログラムを実行しても、ライブラリがインポートされるだけで、何も起こりません。)

これで、プログラム中から2DCG を扱うための関数が利用可能になります。